2021.08.01
となりの仕事人
東ソー・クォーツ株式会社 苅谷 正司 さんの場合
「半歩先行く」くらいが
ちょうど良い
東ソー・クォーツ株式会社 管理本部 人事部 労政課 課長 苅谷 正司さんの場合
(57歳、山形市)
製造職として入社。25年にわたり、労働組合の役員を務めてきました。ほかの組合の仲間と知り合い、さまざまな工場を見学する機会を得たのは自分にとって貴重な財産。他の企業に追いつけ追い越せと、福利厚生の充実や従業員の処遇改善を訴えてきました。
その経験を生かし、3年前から現在の役職で、働き方改革への対応や人事制度の見直しなどを進めています。何かを変えるときは、「一歩先行く」より「半歩先行く」くらいがちょうど良い、というのが持論。そうじゃないと、誰もが付いてこられません。そして大切なのは温故知新。なぜその制度ができたかを検証し、あとは都度、時代に合わせて柔軟に変えていくことが大切だと思っています。
そんな裏方の仕事によって、同僚たちに、安心して働ける職場が山形にあると実感してもらえるのが一番のやりがいです。従業員はみな優秀な人ばかり。働きやすい環境は私たちが一歩一歩整えていくので、ぜひ果敢に、さまざまな課題にチャレンジしてほしいです。
半導体の製造に欠かせない石英ガラスを取り扱うパイオニア。海外にも製造・営業拠点を持ち、外国籍の人も日本人従業員と同じように山形、東京で活躍している。そこで労務管理に当たる苅谷さんの趣味は食べ歩き。特に話題のスイーツはいち早くチェックし、好みの店舗に通い詰めている。
事業内容/石英ガラス製品の製造・販売
山形市立谷川3丁目1435