2021.12.11
となりの仕事人
ムービーオンやまがた 畠山将司 さんの場合
お客さまの人生と
映画を通じてつながる幸せ
ムービーオンやまがた
総支配人
畠山将司さんの場合
(46歳、山形市)
山形市七日町にあったシネマ旭で働き始めたのが22歳。チケットのもぎりや看板貼りなど何でもやりました。それからずっと、映画館に身を置いています。
映画館って良いものですよ。おじいちゃんに連れられて来ていた男の子が、友達と連れだって来るようになり、今度は彼女と二人で…。するといつのまにか小さい子どもの手を引いて、戦隊もののスクリーンに入っていったりする。私はただここにいるだけなんですが、お客さまの人生とずっと、映画を通じてつながっていられる幸せがあります。コロナ禍でエンタメの在り方が大きく変わりました。それでも映画には、一つの場所でみんなが同じ作品を共有できる魅力があります。当館には東北で唯一の4Dシアターもありますし、「映画館でしか味わえない体験」を守っていかなければと思っています。
私たちは、お客さまの思い出になることを提供している仕事です。だからこそまずは自分が楽しまないと。せっかくエンタメ業界にいるのです。後輩たちには楽しみながら、現場に立ってほしいですね。
ムービーオンやまがたは10スクリーンを有する東北最大級のシネマコンプレックス。行き届かないところがないか、総支配人として心を砕く。「感染状況が落ち着いたら、人が集まる催しも仕掛けていきたい」とアフターコロナを見据える。数ある映画の中で、自身はマーベルなどヒーローものが好き。
事業内容/シネマコンプレックスの運営、イベント企画等
山形市嶋北1-2-2