2021.10.30
となりの仕事人
株式会社感動ハウス 伊東 和裕 さんの場合
仕事は楽しく、とにかく
コミュニケーション
株式会社感動ハウス
住宅事業部 工務 係長
伊東 和裕さんの場合
(41歳、上山市)
父親が大工で、その姿がかっこ良くて自分も大工を目指しました。今は主にリフォーム工事を担当しています。新築とは違い、お客さまが暮らしてきた家を、暮らしている状態で施工することがほとんど。同じ工事は二つとしてありません。だから難しい。だから面白い。かつてその家を建てた大工さんの思いをくみ、家族の歴史を想像しながら、もっと快適に過ごせる家へと変えていくため、お客さまとのコミュニケーションを大事にしています。それで親しくなって、完成する頃にはいつもお別れが寂しくなるんですが、「すごく使いやすくなったよ」と喜んでもらえるとしみじみとやりがいを感じます。使う人が使いやすい家が、一番ですから。
今は後輩2人を指導していて、コミュニケーションの大切さは常々伝えているつもりです。お客さまと会話できる大工になろうぜ、ということです。そして仕事は楽しいのが一番。笑い話をしながら伝えることは伝え、それで若い人がいっちょ前になってくれたら、最高にうれしいですね。
大工の世界は技術も道具も進化しており、自分が学ぶことも、後輩に教えることも終わりがない。「教えれば自分も覚えられる。自分が得してます」と伊東さんはポジティブだ。後輩たちには「最初は分からないことだらけ。自分のペースで進められるようになってからが面白い」とエールを送る。
事業内容/住宅の新築・リフォーム、不動産など
山形市芳野64