ゆうき総業株式会社羽島航汰さんの場合

2023.06.24

となりの仕事人

多能かつプロフェッショナル
“最強”の職人へ一歩一歩

ゆうき総業株式会社
工事部
羽島航汰さんの場合
（上山市出身）

　元々体を動かすのが好きで、「いい会社が上山にあるよ」と知り合いに勧められ入社を決めました。塗装業から始まった会社だそうですが、今や防水工事や左官、大規模修繕や内装まで手掛け、仕上げ工事を自社で完結できるのが強みです。マルチ・スキルの職人も多く、技術の幅を広げて成長していける楽しみがありますね。

　建物の見た目を左右する仕上げ工事ですが、先輩から教わってきたのは下地処理の大切さです。汚れを落としたり養生したり、ひび割れを埋めたりする作業は地味ではありますが、その後下塗り、中塗り、上塗りと工程を重ねるにつれ下手な仕事は分かってしまうんです。屋外での作業は大変ではありますが、お客さまから感謝されるやりがいのある仕事ですし、先輩から受け継いだプライドが手を抜くことを許しません。今の目標は、１級資格の取得と技術の向上。上の立場に立って、自分を育ててくれるこの会社を支えていきたいです。

「塗装でできる社会貢献」を合言葉に、全国の業界の仲間でつくるボランティア団体「塗魂ペインターズ」の一員で、結城伸太郎社長が副会長を務めています。全国で幼稚園や学校などの塗装を行っており、昨年は全国の仲間が上山に集結。上山市民球場の塗り直しを行いました。子どもたちと作業することで、建物がきれいによみがえる過程を体験してもらっています。また昨年３月には「SDGs行動宣言」を行いました。材料ロスの縮減など責任ある企業行動に努め、持続可能な社会をつくるため貢献します。