2023.11.04
山形建設株式会社 坂井 朗 さんの場合
一つ一つの現場に
出会いと物語がある
山形建設株式会社
工務本部 土木部 部長
坂井 朗さんの場合
(山形市出身)
私はキャリアの中で橋の工事に携わることが多く、3基の橋の橋脚を手掛けました。くい打ちを必要とするような、大規模な工事が目立ちます。掘り進めると大きな石が出たり水が出たり、設計通りに進むことはなかなかありません。何が起きるか分からない。むしろそこからが腕の見せどころ。どういうルートを再設定するか、それは経験がものをいいます。一つ一つの現場に、それぞれのストーリーがある。現場と年数を重ねる面白さも、この仕事にはあると思っています。一つ一つの現場が大きいですから、出会う人が多いのも仕事が楽しい理由です。作業員、発注者、地域の方…。それぞれの立場の方とお話しするたび、いつも新しい発見と学びがあるんです。
今年春から現在の役職を拝命しました。自分の現場管理はもちろんのこと、5 年先、10年先を見据えて人を育てていく責任があります。これまでと同じやり方は通用しないことも実感しています。幸い、当社には有望な若手が育っています。彼ら・彼女たちの活躍する姿を思い描きながら、おいしいお酒を飲むー。そんな将来の姿を夢見て、私なりに頑張っています。
建設業の担い手不足解消を目指し、さまざまな活動を行っています。その中でも特に力を入れているのが、現場見学会。行政や建設業協会、学校と連携し、たくさんの見学会を実施しています。次代を担う若者に、建設の仕事を紹介し、業界に対する理解を広げていくことが大切だと思っています。リアルな現場を目の当たりにした子どもたちのキラキラしたまなざしは、働く私たちにとっても良い刺激となります。将来、一緒に山形の街を創っていく子どもたちにカッコイイ背中を見せられるよう、日々努力をしていきます!
建築も土木も 「総合力」を磨き続ける
(本社)山形市清住町1-2-18