株式会社ワイム大江侑輝さんの場合

2023.09.02

となりの仕事人

どこまでもスキルアップ
最上の″一点物″を追求

株式会社ワイム
設計グループ　サブマネージャー
大江侑輝さんの場合
（東根市出身）

　配電盤や分電盤といった、建物への電気の安定供給に欠かせない製品を手掛けています。設計した製品が、空港や病院など重要インフラを動かしていると思うと、責任の重さと同時にやりがいを感じます。建物が当たり前のように動く。これが裏方で社会を支える私たちの存在意義です。

　電気に関しては太陽光発電の普及や計画停電の実施など、世相によって使われ方や供給方法が変化しています。設計から一貫生産で“一点物”をオーダーメードしている私たちは、お客さまのニーズに柔軟かつ速やかに対応できる強みがあります。そこで大切にしているのは、社内のコミュニケーション。営業と製造現場、それぞれの考えをくみ取り、アドバイスを得ながら製品をより良くできる過程は、設計というポジションの醍醐味(だいごみ)であり、AIにはできない仕事だと思います。まるで同じ一日がないのも当社の面白さ。事前の段取りも大事です。いくらキャリアを積んでもそこに安心せず、日々新しいことを吸収してスキルアップしていきたいです。

当社の取り組みが評価され、さまざまな賞を頂いています。2017年には経済産業省の「地域未来牽引企業」に選出。同年「山形県産業賞」も受賞しました。またSDGsの達成に貢献するべく、健康経営の推進、人権の尊重（多様な人材が能力と個性を生かし、すべての従業員がいきいきとやりがいをもって働くことができる職場環境づくり）、責任ある企業行動（製造・販売により生じる環境影響の改善）に取り組んでいます。ほかにも地域が誇るプロスポーツであるモンテディオ山形の支援にも力を入れています。