2025.08.23
となりの仕事人
株式会社山形銀行 池田妃呂さんの場合

外回りの車窓から望む鳥海山が、心をふっと軽くする。故郷・庄内町の穏やかな風景とは対照的に、彼女が今向き合うのは、企業の未来を左右する法人営業の世界だ。「自分が担当になるなんて」。正直、最初は戸惑いもあった。だが、「やると決めたら、やる」という芯の強さと、新しい挑戦へのワクワク感が彼女の背中を押した。
法人とはいえ、結局は「人と人」。数字や理屈の前に、一人の人間として信頼される関係を築けるか。気後れせずに、まず自分にできる役割を果たそう。そう心に決めて飛び込んだ先で、彼女は銀行員という仕事の本当の奥深さを知る。
最近、上司や本部の専門部署と連携し、難易度の高い事業承継の案件をやり遂げた。一人では決して成し得なかった大きな仕事。企業のターニングポイントにチームで寄り添い、お客さまから感謝の言葉を頂いた時、この仕事のやりがいを実感した。
学生時代には知らなかった、古里にある素晴らしい企業の数々。そこで働く人々の熱意。彼らの力になりたい、という思いが今の彼女の原動力だ。鳥海山に見守られながら、彼女は今日も地域と共に未来を描いている。

株式会社山形銀行
酒田支店 酒田営業第二部
池田妃呂さんの場合
(庄内町出身)
酒田支店 酒田営業第二部
池田妃呂さんの場合
(庄内町出身)

■挑戦する企業風土の醸成
▶挑戦を楽しむ企業文化の醸成を目的に役職員参加型の取り組み「X-Labo(クロスラボ)」を開始しました。2024年度下半期には、ビジネスアイデアコンテスト「ビジネス創造プロジェクト」を開催、行内から92件のアイデアが寄せられました。チャレンジ機会の拡大により、挑戦し続ける組織への変革を目指します。
