やまがた未来プロジェクト2024

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2023.07.08

となりの仕事人

東ソー・クォーツ株式会社 森谷優磨さんの場合

準備した上での失敗は
全て自分の経験になる

東ソー・クォーツ株式会社
管加工係
森谷優磨さんの場合
(寒河江市出身)

 石英ガラスの溶接加工を担当して12年目になります。失敗すると材料のガラスが粉々に割れてしまう。それはなかなか怖い経験です。しかし「失敗して覚えよう」と先輩から励まされ、3年で何とか戦力に、5年過ぎてようやく技量に自信が持てるようになりました。加工の前、成功をイメージして手順を頭に入れておくことが肝心です。今では難易度が高い製品を任せられるようになり、自分なりに描いたルートで無事ゴールにたどり着いた時、やりがいを覚えます。同僚は皆、加工に使う道具を自作したり、それぞれがこだわりの仕事術を持っており、そんな職人集団を誇りに思っています。

 後輩たちに伝えたいのは、考えなければ仕事は面白くない、ということ。しっかり準備した上での失敗は全て経験になる。恐れず、考えることをやめず、目の前の課題に挑戦してほしいです。同時にこれからは“スーパー職人”を育成するのではなく、技能や作業の標準化も進めなくてはいけません。それは私たち世代の課題かなと思っています。


環境活動としてボランティアで行っている山形市道植樹帯の植栽が14年目となりました。またエネルギー消費量の削減や3R活動に全社で取り組み、制服を新しくした際は、リサイクルプログラムに参加し、古い制服を全て回収・リサイクルしました。企業の社会的責任であるコンプライアンス活動としては、コンプライアンス標語の募集を通じて、全従業員への浸透を目指しています。さらに、ワークライフバランスを大切にした人事制度の確立も進めています。昨年度の女性従業員の育休取得率は100%(男性従業員は33%)でした。

山形から世界へ飛躍
石英ガラスのパイオニア
(本店)山形市立谷川3-1435


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