2022.02.05
となりの仕事人
株式会社市村工務店 山口和人 さんの場合
君しかいないと言われる
部下を育てたい
株式会社市村工務店
建築部 部長
山口和人さんの場合
(57歳、山形市)
私たちの仕事は設計図面を基に積算をし、原価を決め、工程を組んで協力業者を選定し、その上で工事に向かいます。現場で実際に手を動かすのは職人さんなので、いかに働きやすく段取りするかが私たちの役目。工事を自分自身でコントロールしてスムーズに進行させ、工期内に完成させます。そうして最後にお客さまから喜んでいただけた時の達成感は、何ものにも代え難いですね。ある建物の竣工式典でお客さまから「工事に携わった人々の魂のこもった建物を造っていただいた」との言葉を頂戴した時には、さすがに熱いものがこみ上げてきました。
繰り返しになりますが、私たちの仕事の肝は「段取り」です。吟味した工程表と施工図が現場をコントロールするといっても過言ではありません。ですから後輩たちにはまず工程表と施工図をしっかりと書けるようになってほしい。「この建物を任せられるのは君しかいない」と言ってもらえる部下を育てたいのです。そして山形でナンバーワンのプロフェッショナル集団を目指します。
「学生時代は野球ばかりしていた」と振り返る山口さんは1982(昭和57)年、東海大山形高校が初めて夏の甲子園に出場した時のメンバーの一人。現在は現場監督として現場に張り付きつつ、それぞれ現場を持つ建築部員をまとめている。仕事終わりには、最近通い始めたジムでリフレッシュ。
事業内容/伝統木造建築、現代建築、土木事業など
山形市久保田3-11-12
https://ichicom.co.jp/