2025.11.08
となりの仕事人
株式会社カーサービス山形 長瀬智晴さんの場合

中古車に、同じものは一台としてない。彼は、その一台が放つ独特の「鮮度」を嗅ぎ分けるプロフェッショナルだ。オンラインで車が買える時代。それでも足しげくオークション会場に通うのは、「前のオーナーが大切に乗っていた」といったデータだけでは分からない車の個性を見抜くため。その目は、勤続22年の経験によって磨かれてきた。
仕入れは、会社の「心臓部」。隣の会社でアルバイトをしていた彼を先代社長がスカウトし、以来、仕入れ一筋。山形の冬が近づけば四駆を、春先には新卒者向けの車を。相場を見誤らないよう日々勉強し、現場の営業スタッフが販売しやすいよう、顧客の顔を思い浮かべながら車と対峙する。
「失敗して覚えろ」。二代にわたる社長が若かった彼を信じ、自由に買わせてくれた。その恩が、彼の責任感の源だ。
街なかで、自社ステッカーを貼った車とすれ違う。「あの時仕入れた一台だ」。それが、何よりのやりがいだ。やればやるほど「沼」にはまる奥深い世界、と彼は笑う。一台を選ぶ目と情熱を後輩に伝え、育てていく。それが、彼が心に誓う、最高の恩返しだ。

株式会社カーサービス山形
営業サポートチーム 課長
長瀬智晴さん
(天童市出身)
営業サポートチーム 課長
長瀬智晴さん
(天童市出身)

■活発なクラブ活動でリフレッシュ
▶野球、釣り、ゴルフなど多彩なクラブ活動が盛んです。野球部は実業人大会優勝を目指し、大会当日は公休扱いになるなど、会社も支援。ES委員会主催のレクも活発で、社員のオンとオフの充実、チームワーク向上につなげています。


