「今日もお疲れ。ところでキミはどうしてこの会社を選んだの？」

「インターンシップでお世話になった縁、というのもあるんだけど、建物に空気や水を通すこの仕事ってまさに『縁の下の力持ち』じゃん？そこに引かれたのが一番かな」

「今所属してるのはメンテナンス部門で、冷暖房切り替えの際の保守点検といった定期業務のほか、『調子が悪いからみてほしい』といった案件が突発的に入ってくる。お客さまにご不便をかけないよう、いかに迅速に対応するかが大切。そして実際に手を動かしてくれる職人さんに無駄な仕事をさせないため、自分の初期対応がポイントになる。例えば『風が出ない』というトラブルがあるとして、不調の原因を探り、修繕に必要な道具や時間など職人さんが知りたい情報を準備するんだ。目に見えないものを直すのは大変だけど、想像力を働かせることが大切だと思ってる」

「予定がバシバシ回ってると、ハードだけど楽しいよね。キミは分からないことをどんどん聞いてくるのがいいところ。頭で覚えるより体で感じることもあるから、今はいろんな現場を見てほしいと思ってる。はじめは失敗して当たり前。臆せずたくさんの経験をしてほしい」

 「自分が新人だった時と比べてそもそも優秀だし、今後の伸び代にも期待してます。仕事だからきついこともあるけど、お互い良い仕事をしてその日笑って帰れればいいよね」