やまがた未来プロジェクト2024

MENU

2023.02.16

vol.18仕事・就活

キミに伝えたい 建設業のミライ

 建設業は、建物を造ったり、道路や橋・ダムといったインフラを整備・改修するなど社会にとってなくてはならない産業です。AIの進化などで将来的に、なくなる産業もあるといわれていますが、建設業はどうなのでしょうか?

 山形県建設業協会の広報委員長を務める那須正さんに聞きました。

山形県建設業協会
広報委員長
那須 正さん
(那須建設代表取締役社長)

なくてはならない

―建設業ってどんな仕事ですか?

 建設業は、暮らしにとって必要な建物や設備などを造る仕事です。学校や病院、マンションや住宅といった建物、道路やダム・トンネルといった社会基盤…。それらがないと困りますよね?また、新しく造るだけではなく、その補修や改修なども手掛けています。ほかにも地震や水害などの自然災害が発生した場合は、いち早く現場に駆け付け、復旧作業にあたります。

進む待遇改善

―働く環境は?

 環境改善や待遇改善の動きが進んでいます。今は週休2日の現場も増えてきましたし、2024年4月からは残業の上限規制が本格的にスタートするため、業界を挙げて対応に取り組んでいます。また建設業にICTを取り入れる「i-construction」も加速化しており、ドローンによる測量や機械の自動運転などは近い将来〝当たり前〞になって、現場での仕事内容も変わっていくことでしょう。3K(きつい、きたない、危険)といわれたのは過去の話。今は新3K(給料がよい・休日がとれる・希望がもてる)に向かって改革中です。

―どんな人材を求めていますか?

 元気で明るく、責任感のある人!学歴よりも、特に責任感が大事だと思っています。女性の活躍の場も広がっていますから、どんどん挑戦してほしいです。

形として残る

―建設業のやりがいとは。

 何といっても、自分の造ったものが残るということ。デジタル化が進み実体のないものが増えた現代だからこそ、形あるものを手掛けてみたいと志望する若者も増えているように感じます。キャリアの終盤に、自分の仕事を振り返ってみた時、成し遂げたことにきっと満足できると思いますよ。そして、どんなにAIなどが進化しても、なくならない産業であることは確か。そしてやっぱり最後は人。想像力や推進力、創意工夫といった人の力こそが大切なのです。

山形県建設業協会の取り組み

コアなところも見てね
高校生向けの建設現場体験会

建築土木を学ぶ高校生などを対象に、現場体験会を開催。普段なかなか立ち入れないコアな現場を実際に見て、人の話を聞くことで、建設業で働く姿をリアルにイメージしてもらっています

高校生と一緒に!
公園整備ボランティア

地元の公園の清掃活動などに、建設業の社員が、高校生と一緒になって取り組んでいます

地域のためいち早く
災害時応援活動

災害時応援協定を国や県と結んでいます。地震や水害などの災害発生時、消防や警察、自衛隊の通行路を確保するため、応急対策業務や点検に従事します。こうした「縁の下の力持ち」の作業にあたっていることを知ってもらおうと、ビブスやマグネットを製作しました

( 一社)山形県建設業協会
山形市あさひ町18-25 TEL023-641-0328

TOPへ