やまがた未来プロジェクト2022

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2021.12.02

vol.11特集

地元・山形を選んだ理由って?ズバリ聞きます!就活座談会

新型コロナウイルスの感染拡大は、オンラインでのインターンシップや面接など就職活動(就活)を一変させました。「どこで、どのように働くことが幸せなのか」ー? 皆さんの価値観を見つめ直すきっかけにもなったのではないでしょうか。
そこで、来春から県内企業で働くことを決めた大学4年生と、県内就職を支援する県職員に集まっていただき、座談会を実施。それぞれの「私の就活」を振り返ってもらいました。

\迷いながらも道が定まりました/

【 参加学生 】

東北文教大学
人間科学部

大武亮太さん

出身地 南陽市

就職先  カーディーラー

東北公益文科大学
公益学部

甲谷真唯子さん

出身地 米沢市

就職先  メーカー(自動車部品等)

山形大学
理学部

神保果歩さん

出身地 天童市

就職先  メーカー(原薬)

東北芸術工科大学
芸術学部

阿部未歩さん

出身地 山形市

就職先  カーディーラー

【アドバイザー】

山形県産業労働部
雇用・コロナ失業対策課
課長補佐

松田直威さん

\Question/ ①山形の魅力

地元・山形の魅力はどんなところだと思いますか?

  • (大武)一番は食べ物がおいしいこと。ラーメンが好きで食べ歩きをしています。また、実家が農家なので、果物をはじめ農産物は作り手の努力も分かりますし、おいしいものばかりだなあと思います。県外の人も住みたくなる魅力ではないでしょうか。
  • (阿部)就職活動中には、友人や家族だけでなく、アルバイト先のスタッフや常連さんなど、たくさんの方に支えてもらいました。私の思う山形の魅力は、住んでいる人が温かいことです。
  • (神保)コロナ禍で週末は主に県内で旅行をしていました。おいしい飲食店も多く、すてきなスポットもたくさんあると改めて感じました。
  • (甲谷)小学生の頃から、米沢織の体験などを通して、ものづくりに強い県だと感じていました。就職先を選ぶ時も製造業を志望し、車好きな父の影響もあり自動車部品を手掛ける企業を選びました。

    ─いろいろな意見が出ましたが、松田さんはいかがですか?
  • (松田)県外に旅行に行くと山形の食事のおいしさを再認識するのは私も同感です。食べ物がおいしいことは、生活する上でとても大切ですよね。また、先日の衆議院選挙で投票率が全国1位になったことからも分かる通り、誠実で真面目な人が多いなと思います。

\ラーメンおいしい山形が好き/

東北文教大学 大武亮太さん
地元・山形へ貢献をしたいとの思いで企業を選びました。また、親が困っているときに駆け付けられる距離にいたいという気持ちもありました

東北公益文科大学 甲谷真唯子さん
就職活動は東北エリアで探し始めましたが、「地元に貢献したい」との思いもあり途中から県内企業に絞りました。実家から通えるという点もポイントでした

山形大学 神保果歩さん
理学部では、業種を絞って就活し、県外に出る人も多いです。でも私はこれからも家族や友人のいる地元で暮らしていきたいと思い、就職先を決めました

東北芸術工科大学 阿部未歩さん
つらい就活を支えてくれたのは、物理的な距離が近い友人や家族でした。働いていく上で、近くに安心できる人がいることや生活基盤が大事だと気付きました

\県でもさまざまなサポートを行っています!/
山形県産業労働部 松田直さん
山形県の取り組みとしては、サイトによる県内就職情報の配信や、インターンシップ先のマッチングなどがあり、就職活動のステージに合わせた支援をしています。ぜひ、活用していただきたいです


\Question/ ② 就活の体験談

自身の就活について、内定までの経緯とコロナの影響などを教えてください。

  • (甲谷)就職活動に前向きになれず、4年生になってからの遅いスタートでした。本腰を入れられるようになったきっかけは、大学で教えてもらった合同企業説明会に参加したこと。いろんな企業の話を聞き刺激を受けました。地元就職を希望していましたが、オンラインで県外の企業との接点もあり、視野が広がったと思います。一度、エントリーしていた企業に全て落ちてしまい、活動を中断したこともありましたが、頑張る友人の姿を見て再開し、内定を頂くことができました。
  • (大武)小学校の先生になりたくて大学を決めましたが、入学してから将来を考えた時に、アルバイトの経験からお客さまと接する仕事にやりがいと魅力を感じ、接客業に就きたいと思うようになりました。内定先はインターンシップをきっかけに入社したいと思った企業。民間企業への就職を志望する同級生と情報交換しながら就職活動を進めました。
  • (阿部)本格的に取り組み始めたのは3年生の冬ごろから。片っ端から企業説明会の予定を入れていきました。やりたいことはぼんやりとありましたが、まずは興味の有無にかかわらず、とにかく話を聞きに行くようにし、知識と経験を蓄えながら軸を決めていきました。
  • (神保)幼い頃から医療系の仕事に就きたいと思い理系に進学しました。就職活動を始め、キャリアサポートセンターの先生から「業界研究の視野を広げたら?」とのアドバイスを頂き、医薬系の県内企業を紹介してもらいました。それが内定先です。正直、自分一人ではその企業にたどり着かなかったと思うので、とてもありがたいマッチングでした。

    ─県内企業への就職を支援するため、県としてどのようなことに取り組んでいますか?
  • (松田)県内に素晴らしい企業がたくさんあることをもっと知っていただきたいと思い、「山形ものづくりガイドブック」を作成し小中学生に配布しています。就職活動の時に思い出してもらえるとうれしいです。そのほか、県内500社以上の情報を掲載している「山形県就職情報サイト」などもありますので、うまく活用していただきたいです。

\Question/ ③ 就職へ向けて

就職を前に、今取り組んでいることは?

  • (阿部)学生時代に学んだことを分かりやすくアピールできればと思い「色彩検定」の資格取得に向け勉強中です。また、社会人として必要なものは自分が稼いだお金でそろえたいので、アルバイトも頑張っています。
  • (神保)卒業研究に力を入れています。また、就職後に役立つスキルを身に付けたいと思い、表計算ソフトなどの勉強も進めています。
  • (甲谷)卒業論文に必要な書籍を読んでいますが、それだけではなく、自分の文章力を磨くためにいろんな作家さんの本を読んでいます。
  • (大武)来年から営業職に就きお客さまと関わるので、接客の経験を積むためにも今は飲食店でのアルバイトを頑張っています。また、コロナ禍で制限もありますが、最後の大学生活も楽しみたいと思っています。

\Question/ ④ 後輩へひとこと

これから就活に臨む後輩へアドバイスを

  • (大武)仕事の内容ややりがいはもちろんですが、給与や休日、福利厚生なども考慮して、自分が一番長く続けていけると思える企業を選ぶことが大切だと思います。納得のいく就職活動をしてほしいです。
  • (神保)私は家族や友人と話したり、研究室に来る業者の方に業界の話を聞いたりしながら、一人で行き詰まらないようにしました。学校の先生やキャリアサポートセンターを積極的に活用するなど、周囲の人に頼っていくことが大事だと思います。
  • (甲谷)視野を広くもつことが重要だと思いました。希望していた企業に全て落ちてしまうという経験を通じ、できるだけたくさんの企業を見ておくことが大切だと感じています。また、コロナ禍で就活が様変わりする中、頼りになったのはSNSのオープンチャット。同世代の就職活動生と情報交換できたのは有意義でした。
  • (阿部)一人で就活をしていると、孤独を感じつらくなることもありました。そんな時は休みながらでもいいと思います。私は、小休止して改めて考えることで、生活の優先順位とか、自分にとって大事な決まり事が見えてきました。就職活動は企業を選ぶだけではなく、これからの生活を考え、未来につなげていくための時間だと思います。

    ─社会人の先輩として最後にひと言、お願いします。
  • (松田)就職活動を終え、社会人としてスタートした後も、不安があるかもしれません。もし、壁にぶつかったときには、周囲の人に助けを求めることも大切です。就職後の悩みも相談できる山形県若者就職支援センター(山形テルサ内およびジョブプラザさかた内)をぜひ活用してください。繰り返しになりますが山形は食べ物がおいしく、自然豊かで、暮らしていく上でさまざまな楽しみがあります。そんな山形の魅力を感じながら仕事も存分に楽しみ、成長してほしいです。皆さんの活躍を期待しています。
\みなさんの就職活動を応援しています!/

山形県・山形労働局の就職活動支援事業

①イベント

★2022年3月14・15日 やまがた合同企業説明会2023(山形市・山形国際交流プラザ)

★2022年3月19・20日 学生・UIJターン庄内就職説明会(三川町・いろり火の里「なの花ホール」)

★2022年3月上旬 オンライン合同企業説明会「やまがたWEBワークフェス」※山形県・山形労働局・山形市の三者共催

②就職相談・支援窓口

山形県Uターン情報センター
(東京都千代田区・都道府県会館13階・山形県東京事務所内)

専門スタッフ(人材確保コーディネーター、キャリアコンサルタント)が、「山形で働きたい」「山形に戻って就職したい」という学生・社会人からの相談に応じます。
TEL03-5212-8996 MAIL:yu-turn@pref.yamagata.jp

③情報発信

山形県就職情報サイト

山形県内の企業約520社の企業情報や求人情報、インターンシップ情報などを掲載。特集ページでは、企業で働く先輩の声を紹介しています。
https://shushoku.yamagata.jp/


[ わたしの就活スケジュール ]

今回、座談会に参加してくれた4人は、どんなスケジュールで就活を進めたのでしょう? 時期とイベントに加え、就活にかかった費用やポイントなどを振り返ってもらいました。
○年は年次(学年)

大武さんの場合

3年10月下旬 自己分析、企業研究などの進路ガイダンス参加

3年12月上旬 大学主催の企業研究会(模擬面接会)参加

3年 3月上旬 企業の説明会(オンライン)参加

4年 4月上旬 企業の説明会(対面)参加

4年 6月上旬 県内の合同企業説明会に参加

4年 8月上旬 インターンシップに参加

4年 8月上旬 1次面接

4年 8月下旬 2次面接

4年 9月中旬 内定

必需品

ユーチューブ
就活チャンネルなどで情報を得られる。他の人の面接を見られる

わたしの就活ポイント

POINT1

面接練習

第三者に自分の印象を聞くことで自分自身では気付かない部分を理解でき、自分の幅を広げることができる

POINT2

インターンシップ

説明会だけでは分からない企業の細部を見られる。自分がその企業で働いていくビジョンを持つことができる

POINT3

2次面接

1次面接後に、企業の人事の方から結果をフィードバックしていただき、2次で反省を生かすことができた

就活にかかった大まかな費用

約1.5万円

交通費、参考書・バッグ購入など。説明会がオンラインの場合が多く、直接行くことがなかったため費用がかからなかった

コロナ禍での就活

学校が休校になり面接指導の回数を重ねられなかった。その分、ユーチューブを参考に練習し、家族やバ
イト先の先輩、店長に面接してもらうなど工夫した

甲谷さんの場合

3年12月下旬 学外の合同企業説明会に参加

3年 3月上旬 学内の合同企業説明会に参加

3年 3月下旬 企業の個別説明会に参加 
このころから本格的に就活スタート

4年 5月上旬 本命企業の最終選考で不採用。
その他選考中の企業も不採用になり全てを失う

4年 6月上旬 就職活動再開

4年 6月下旬  内定

必需品

スマホ、手帳

就活はメモが大事。まずスマホのメモ機能を使い、その後手帳に手書きでまとめた

わたしの就活ポイント

POINT1

合同企業説明会

それまで就活を避けていたが、説明会に参加し他の就活生の話を聞いたことで、ようやく始めようという気になれた

POINT2

最終選考からの不採用

一気にやる気を失った。一時期就活をやめたが、そこから考え直すことで、本当にやりたかったことを見つけられた

POINT3

内定企業との出会い

就職活動を再開し企業を探したところ、実家の近くで興味のある企業が見つかった。そこから個別説明会に参加した

就活にかかった大まかな費用

約7万円

スーツ購入、証明写真、交通費など。費用は1年次から貯金してきたバイト代を活用した

コロナ禍での就活

オンライン面接はPCのカメラに目線を合わせる必要がある。そこでカメラの横に笑顔のイラストを貼った。目線をそこに合わせられ、自分も笑顔になるのでお勧め

神保さんの場合

3年 8月上旬 1週間のインターンシップに参加(対面)

3年 1月下旬 大学のキャリアセンター訪問

3年 2月上旬 就活の講座に2日間参加

3年 2月上旬 工場見学に行く

3年 3月上旬 合同企業説明会に参加(対面、オンライン)

3年 3月上旬  ハローワークの新卒窓口訪問、ESの確認

4年 5月上旬  1次面接

4年 5月中旬  2次面接、内々定

4年 6月上旬  2次面接、内々定

必需品

就活用のノート

企業について調べたことや新聞の記事をまとめ、常に持ち歩いていた

わたしの就活ポイント

POINT1

大学で毎朝、新聞を読んだ

キャリアセンターに毎日顔を出し、先生や職員の方と話すことでモチベーションが上がり、業界・企業研究も進んだ

POINT2

インターンシップや工場見学

対面で行う大切さを感じた。職場環境や社員さんの雰囲気を実際に見ることで、働くイメージが想像できた

POINT3

面接

何度も内容を考え、練習することで自己理解を深め、本番では力まずに自分の魅力を伝えることができた

就活にかかった大まかな費用

約2万円

靴やバッグの購入、交通費で使用。実家暮らしに加え、県内での就活だったため想定よりかからなかった

コロナ禍での就活

大学もオンラインになり、周りの就活の進ちょくが分からず不安だったが、キャリアセンターやハローワークを活用することで悩みを相談したり、サポートしてもらえた

阿部さんの場合

3年10月上旬 自己分析、企業研究

3年12月上旬 説明会、インターンシップ申し込み

3年 2月~ 説明会、SPI試験対策、エントリーシート提出

4年 4月下旬~ 面接(1次オンライン、2次対面)

4年 4月下旬 2社内々定、1社に書類提出

4年10月上旬  内定者顔合わせ(オンライン)

必需品

就活ノート

就活を始めた時からの軌跡が、面接当日の安心材料になった

わたしの就活ポイント

POINT1

企業説明会

さまざまな会社を見ることで、会社に求めていること、自分にできることなどを見極めることができた

POINT2

自己分析

友人や先生に自分のことを聞き、客観視してみる時間をつくった。軸を定めつつ、企業によって柔軟に接点を見つけるのに役立った

POINT3

面接

オンラインもまだ前例が少なく、実際に体感して慣れていく必要があった。企業によって用いるアプリが違うので適応力も必要

就活にかかった大まかな費用

約1.3万円

交通費や就活用バッグの購入など。ほとんどオンラインか県内だったので、移動費がかからなかった。スーツも入学式で着たものを使った

コロナ禍での就活

オンラインでの説明会や面接が多く、予想できない事態もあり不安は大きかった。でも就活について何でも話せる友人の存在が励みになった


2022年就活どうなる? ー 山形大学・松坂先生に聞きましたー

2021年の就職活動を振り返ると、コロナ禍によって昨年、急速に広まった「就活のオンライン化」が学生にも企業側にも定着し、もはや必須のツールとして確立したといえる年でした。それでは22年はどうなっていくのでしょう? 大学生の就活事情に詳しい、山形大学キャリアサポートセンターの松坂暢浩先生にお聞きしました。

心得1
オンラインと対面を駆使
“ハイブリッド就活”が当たり前に

オンラインと対面のどちらにも対応が必要となる “ ハイブリッド型就活”がスタンダードになっていくでしょう。そこで重要になってくるのがスケジュール管理です。オンラインでの就活は、時間やお金の節約やたくさんの企業にアプローチできるメリットがあります。しかし「参加する説明会が増えて大変だった」「対面とオンラインの選考が重なり困った」という学生の声がありました。ぜひ優先順位をつけて活動してください。

心得2

オンライン就活は孤独になりがち。
サポートを受けよう

学生アンケートによると、就活がオンラインになったことで、孤独を感じる人が増えています。周りの活動状況が見えず、自分の状況が客観的に見られないなどの悩みや不安を抱える学生がいました。もし、このような悩みや不安を持ったら、大学やハローワークの就職相談を活用しましょう。オンラインによる相談にも対応しています。つらいときは、一人で悩まず相談をしましょう。

心得3

地域の優良企業の情報を得る
手段を身に付けよう

地元で就職を考えている学生は、まずインターネットを中心に情報収集すると思います。ただ、名前を知っている企業などの情報収集に偏ってしまうことがあります。そこでお勧めしたいのが、地元の新聞社や自治体が提供する地域の企業情報です。就職情報サイトに掲載されていませんが、高い技術力があり、社員がやりがいを持って働いている、地域に根差した魅力的な企業と出合うチャンスがあります。

日本の企業の99%は中小企業。山形には規模が小さいからこそキラリと光る企業が多く、文理問わず活躍できるフィールドがあります。ぜひ目を向けてください

山形大学 学術研究院

小白川キャンパス キャリアサポートセンター

副センター長 松坂暢浩さん

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